矯正治療について
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舌側矯正とは?
舌側矯正の最大の利点は、矯正装置(ブラケット)を歯の裏側に装着できることです。つまり、表側からは矯正装置が見えないので、矯正治療中であることを周囲の人たちが気付くことはありません。では、欠点はどうでしょうか?

舌側矯正の欠点としてあげられることとして、一つに装置が邪魔なこと、話しにくいこと、があります。リンガルブラケットを付けた当日は、当然、邪魔ですし、話しにくくなりますが、リンガルブラケットの装着後、短期間で慣れてしまいます。ほとんどの人が、約1週間ほどで慣れ、1ヶ月後にはほとんど気にならなくなります。
リンガルブラケットには、最大の欠点として、治療期間が長くかかるということがあります。 歯の表側にブラケットを付けた場合はと、歯の裏側にブラケットを付けた場合を比較すると、歯の表側にブラケットを付けた方がワイヤーが長くなります。 つまり、舌側矯正の方が、ワイヤーの長さが全体として短くなるのです。 矯正治療で歯が動くのは、歯に矯正力が加わるからです。その矯正力は、ブラケットに通されたワイヤーから発生します。ワイヤーの全体長が短くなれば、それだけ発生する矯正力が小さくなり,歯は動きにくくなるのです。そのため、舌側矯正の治療では、治療期間が長く必要となります。